2015/01/09
ヘリンボーンと聞くだけで振り返る方も多いですね。布地に多く見る事ができますが、インテリアでは大きなアイテムとしてフローリングがあります。Timeless Livingでは大工さんに1枚1枚無垢の板を固定する方法をお願いしています。1枚1枚表情の違う無垢板で張り上がったお部屋が出来上がった時は1日中見ていても飽きません。床を拭く時一方向に拭けないので少しだけ手間が必要な事が難点なのですが、床がお洒落になるのと引き換えですね。
Timeless Livingとは関係がないのですが、京都を代表する旅館の板壁にもヘリンボーンが見られました。昔の大工さん達はヘリンボーンとは言わなかったでしょうから、杉綾とか矢筈とか言って木に模様を刻んだのでしょう。何れにしてもこんなお洒落な板壁はあまり見ないですね。泊まらなくてもお洒落感が伝わってきます。この旅館が外国人や建築家に人気があるのも頷けます。この仕事にどれだけの手間がかかったのか、そんな邪推は野暮というもの。数百年後の人間にお洒落だと言わせる仕事、Timeless Livingもかくありたいものです。