2012/06/28
音楽を聴くことに集中出来るオーディオルームとは違って、リビングルームのオーディオには、家族やゲストとの楽しい時間や会話を過ごす為のBGMとしての機能が大切だと思います。
「LINN」のあるリビングルームでは音楽が心地よく、決して会話の邪魔になることがないため、良質な音楽の波と会話の波が共存しています。共存できることは、とても大切な事ですが、難しい技術なのだろうなと感心してしまいます。
そしてもう一つ、私達にはとても大切な事ですが、その難しい技術を囲う筐体がとても控えめなデザインで、リビングルームで存在が無いがごとく在ることに驚かされます。そんなデザインに建築家やデザイナーが「LINN」を指名するのも当然だと思います。
日本に良いオーディオはありますが、インテリアまで考えると「LINN」がお薦めです。スコットランドで1972年に誕生以来 「Music for life」 を追求し、オーディオブランドとして孤高の存在であり続けている「LINN」。クイーンエリザベス2世号やクイーンメリー2世号などの豪華客船で採用されていることでその実力が伺えます。小さな事ですが、インディケーターには目に優しいブルーの光が使われ、その明るさが部屋の明暗に連動します。照明を落としたときにインディケーターが赤い光で煌々としていてはヤボですね。こんなさりげなさにグッときます。そんな細かな配慮に、インテリアを大事にするお国柄が表れています。
以前、広尾のヴィンテージマンションを再生販売したとき、オーディオが目立たないリビングルームを作りたいと思い、壁に埋め込むスピーカーの奥行きが10cmと薄く、配線・機器類が目立たない、音質の良いオーディオとして選択したのが「LINN」でした。オーディオ好きの友人から「漆喰で仕上げた部屋は音質が良くなるよ」と言われていましたが、漆喰の多孔質な構造により適度に音が反射・吸音され、リビングルームに流れるBGMの心地良さに大変驚きました。部屋を見に来られた日頃オーディオには興味を示さない女性の方々からも、高い評価をいただきました。
私達の経験から、リビングルームのBGM用オーディオとして、写真の「Digital Stream」と「In Wall Speaker」をお薦めしています。Timeless Livingのコンセプトルームでも「Digital Stream」と天井に埋め込んだ「In Wall Speaker」を介した高音質のインターネットラジオをBGMとして流しています。是非、天井から降り注ぐ「LINN」の煌めくような音質を体感にお越し下さいませ。(お越しの際は、事前にご連絡下さい。)