OO – 船舶で鍛えられたドアノブ

日本の新築マンションなどの室内ドアは、どれも軽いなぁ・・と思う事があります。
特にドアを閉めたときに、「カチッ」ではなく、「パタン」という音が軽く感じる要因の一つでもあります。

襖や障子の文化だった日本人がドアを作るから、室内ドアも軽くなってしまうとも言われていますが、新築マンションなどの室内ドアは、内部が空洞で表面に木目調のフィルムが貼られており、ドアノブはアルミ製などの軽いものが一般的です。
特にドアノブの内部はプラスチックと金属パーツの組み合わせになっており、経年で壊れやすいだけでなく、閉めた時の音も心もとない音になってしまうのです。

オーシマは、昭和6年に船舶用金物のメーカーとして神戸で創業されました。昭和40年代には 船舶艤装金物のシェア90%を占めるトップメーカーにまで成長し、昭和52年には、建築金物の製造をスタートさせています。
オーシマの建築金物は、船上という厳しい使用条件に要求される「耐震・耐蝕・強度」といった過酷な諸条件をクリアした高度な技術力を生かした製品です。
堅牢で確かな性能を備え、錆びる材料を一切使用せず、またメカを伴う錠前ではどんな悪条件下においてもスムーズな作動が得られるといった、いわば船舶で鍛えられたドアノブなのです。

「OO(オーオー)」シリーズのドアノブは、数十年変わらぬデザインで、素材は腐食に強い真鍮製となっており、ドア内部に埋め込まれるロックケースも全て真鍮とステンレス304製となっています。特にラッチ部分はステンレスの無垢で出来ており、一般的なプラスチック製に比べ、「カチッ」という重々しい音がするのも、大きな特徴です。

ドアノブの音に満足するのも、Timeless Livingのひとつのこだわりです。